受講者満足度98%のプレゼン専門コーチング

コーチング・講演・取材のお問合せ、ご依頼はこちら
 
トップ > ニュース

支持されるのはなぜか? ドナルド・トランプの人を惹きつけるプレゼンの法則

[2016年06月06日]
 
特にトランプを支持している訳ではないのですが
彼のプレゼン手法やマーケティング戦略について注目してきました。
 
米国カーネギーメロン大学のシューマッカー博士とマキシン・エスカナジー博士は
今回の米国大統領選候補者、共和党のドナルド・トランプや民主党のヒラリー・クリントンらのスピーチを分析。
 
REAPと呼ばれる分析方法で、元々は学校で教師がリーディング教材を選ぶときに、文章の質を知るために開発されたそう。語彙と文法の両方を12のレベルに分けるもので、日本にあてはめると、小学生レベルがグレード1~6、中学生レベルが7~9、高校生レベルが10~12に相当します。
 
米国大統領戦で一番レベルが低かったのが……そう、ドナルド・トランプ。
彼のクレイジーな演説ぶりは有名ですが、米ボストングローブが「トランプのスピーチは小学4年生のレベル」と報じたこともありました。
Boston.comのサブタイトルは『“I’m rich 私は金持ちだ”くらいのフレーズは誰にも理解される』でした。
実はこれは感覚的な話ではなく、分析の結果だったのです。
 
しかしトランプは単にレベルが低いのでしょうか?
何十年も前から、書籍出版、ニュース番組の露出、テレビ番組制作など、かなり積極的に経営者としてのブランディングやマーケティングを仕掛けていたトランプ。単に彼自身のレベルが低いで終わるとは思えない。。。
 
トランプと他の候補者とのプレゼンを比較してみると
各候補者の中で、最もスピーチの文法グレードが低いトランプは、小学6年生にも届かず、最も高いのがサンダース。トランプは過激な発言で注目を集めるのも特徴ですが、毎回状況に応じて文法レベルを大きく変えています。選挙が進み、より多くの一般聴衆を引き付ける必要が高まる程顕著になっていきます。

 
たとえ論理はおかしくとも、その論点はわかりやすい。
実は、2016年2月のアイオワ州の党員集会ではトランプの文法レベル「9」(中学生レベル)にあがったところ、得票は2位止まり。ところが、そのあとのネバダ州では今までよりもレベルを下げて「4」程度に戻すと、今度は圧勝。
それは「わかりやすさ」が人を動かす力を持つことを実証していると言えるでしょう。
 
また、文法のバリエーションとなると、トランプは格段にレベルがアップする。
トランプの型にはまらない話し方は、このバリエーションから来るもので、人を飽きさせないのかもしれない。
 
そして、同じく言葉を変えて語彙や文法のグレードを徐々に下げているのが、
民主党の最有力候補ヒラリー。
文法はトランプ氏のグレード5がもっとも低く、そこに続くのがヒラリーの7となっている。
人を惹きつけるほどに、選挙は有利に働くのは誰もが知る通り。
 
こうしてふたりは、選挙においてスピーチに力を入れ、できる限り多くの人にリーチし、勝利に近づいていることがわかります。
 
私たちのビジネスにも、誰にもわかる言葉で専門知識をかみ砕いて説明し、バリエーション豊富な話し方で相手を飽きさせない。これを心得るだけで、人はずいぶんとあなたの話に引き付けられるようになるはずです。